ケガをした野生動物を見つけたときの対処法

こんにちは うちの子動物病院です

大型の台風で被害はなかったでしょうか。

最近は水害が多いですね。

毎回のことですが何が起きるかわかりません。避難準備、避難経路を再度確認していきたいですね。

さて、今回は

ケガをした野生動物が目の前に倒れていたら、皆さんはどうしますか?多くの人は助けたくなるのではないでしょうか?しかし、実際にそのような場面に遭ったら、どのような対応を取ればいいのか迷うことでしょう。今回はケガをした野生動物を見つけた時の対処法について説明いたします。(富山県のホームページを参考にしています。)

〇ケガをした野生動物を見つけたら?

野生動物は自然の中で生活しているため、他の動物に襲われるなど、様々な原因でケガをします。その全てを人間が救護し、自然に戻すことは困難である上に、自然界のルールにも反します。ケガをした野生度物を見つけた場合は、原則そのままにして見守ってあげて下さい。しかし、交通事故や人間の活動が原因となってケガをしたものは、救護することが適当と考えられます。そのような場合には、鳥獣保護センターで救護しますが、発見者が搬送しなければいけません。どうしても搬送できない場合などは、各市町村の鳥獣行政担当課、県庁自然保護課、県農林振興センター企画振興課に連絡して下さい。尚、下記の動物は、人間の活動が原因となってケガをした場合でも、原則、鳥獣保護センターでの救護の対象になりません。

鳥類、人間に飼われていた動物(ペット)、カラス、ドバト、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、ハクビシンなど農林水産被害や生活環境被害を与えるおそれのある動物、外来生物法上「特定外来生物」に指定されている動物(アライグマなど)

〇野鳥のヒナを見つけたら?

巣立ちしたばかりのヒナはうまく飛ぶことができないため、地面にいることがあります。近くに親鳥の姿が見えなくても、必ずヒナの元に戻って世話をします。人がヒナのそばにいると、かえって親鳥はヒナに近寄れません。そのままにしてそっと離れてください。尚、野鳥を許可なく捕まえることは、法律により禁止されています。

〇まとめ

ケガをした動物を見つけたときは、自然のままが一番です。また、野生動物はどのような病原体を持っているか分かりません。咬まれる可能性もあります。救護の対象になるか不明の場合は、上記の機関に連絡するとよいでしょう。

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