猫にとって外は危険がいっぱい!

こんにちは うちの子動物病院です。

さて今回は、

最近では、完全室内飼育の猫が大半を占めています。しかし、中には外出自由の猫も少なくありません。また、外出させないように注意していても、ドアを自分で開けて外出する猫もいます。皆さんもご存知のように、猫にとって外は危険がいっぱいです。一体どのような危険があるのでしょうか。

【交通事故】

全国で一年間に交通事故で命を落とすネコは約29万匹に及びます。これは殺処分数の十倍に相当します。交通事故によるケガは、骨折や内臓破裂等、重症化しやすいです。即死する場合もあります。運良く助かったとしても、断脚や眼球摘出等を必要とする場合もあり、治療費、治療期間も相当かかります。

【感染症】

・野良猫との喧嘩による猫エイズ、猫白血病の感染。

・ネズミ、カエル等を食べての寄生虫の感染。

・ノミやマダニの感染。

・野良猫や野生動物に噛まれることによる皮下膿瘍や広範囲の皮膚の壊死。(初めは歯型だけでも徐々に拡大することもあるので要注意!)

・細菌が全身に広がることによる致死的な多臓器不全。最悪の場合は死亡。

【妊娠】

メス猫で避妊手術をしていないと、外出中に妊娠する場合があります。中絶手術も可能ですが、お腹の赤ちゃんがある程度成長すると、倫理的に許されないと思いますので、責任を持って仔猫の面倒を見ていくことになります。

【中毒】

除草剤、農薬、有害な植物等を摂取すると、中毒を起こします。摂取したものによっては命を落とすこともあります。

【行方不明】

稀ですが、自宅が分からなくなり、帰れなくなることがあります。迷子になったときのために、首輪に連絡先を書いておくとよいでしょう。マイクロチップの装着も有効です。外出中に、交通事故やケガ等でそのまま亡くなることもあります。これからの季節は熱中症にも注意です。

いかがでしたか?外に出さなければよかった・・・と後悔しないためにも、心当たりのある飼い主さんは、すぐにでも愛猫が外出しないように努力しましょう。

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