年に1回のスケーリングで犬の死亡リスクが下がる!

こんにちは、うちの子動物病院です。

最近の研究で、年に1回のスケーリング(歯石除去)が犬の死亡リスクを下げるということが分かりました :roll:

今回は、「歯周病の怖さ」や「スケーリング」についてお話します!

歯周病を引き起こす細菌によって歯茎に炎症が起き、歯を支えるための歯周組織が破壊されてしまう病気のことを歯周病と言います。

【歯周病が引き起こす症状】

口臭の悪化、痛みによる食欲の低下、歯周組織の破壊、顎の骨折、鼻炎、歯槽膿漏、腎臓病、心臓病です。

このように、歯周病は全身に影響を及ぼす「非常に怖い病気」なのです 😥

【歯周病の治療】

動物に全身麻酔をかけた状態で、超音波スケーラーという機械を用いて、歯石除去や歯周ポケットの掃除、歯の表面を磨く処置を行います

歯の状態によっては抜歯が必要になります。

【歯周病の予防】

一度破壊された組織は元の健康な状態には戻らないので、健康な歯を維持するためには予防がとても大切です。

日々の歯みがきがとても重要で、定期的なスケーリングも勧められます 💡

最近発表された研究により、年に1回のスケーリングが死亡リスクを18.3%も低下させることが分かりました 😯

若いうちは歯周病を放置してしまう傾向にありますが、重症化して食欲の低下がみられた時にはすでに「高齢」、「歯周病に関連した腎臓病・心臓病」、「その他の持病」などの理由により全身麻酔のリスクが高まってしまいます

若いうちから年に1回のスケーリングで歯周病を予防し、愛犬の健康、長生きにつなげましょう! 😀 

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