ペット購入時の「下痢」には要注意!

こんにちは うちの子動物病院です

毎日寒いですが、体調の管理には十分お気を付けください。

さて、今回はペット購入時の下痢についてです。

ここ最近、ペットショップでペットを購入して間もなく、体調不良で受診するケースが増えています。その多くがペットショップにいたときから続いていると思われる下痢が原因です。そこで、今回は、そのような事態を避けるために気をつけるべきことを紹介します。

【ペットショップでの健康状態】

まずはケージ内のペットをよく観察しましょう。

〈主なチェックポイント〉

・痩せていないか?

・月齢の割には小さくないか?

・フードを残していないか?

・毛艶は良いか?

・お尻が汚れていないか?

・活発に動いているか?

ひとつでも不安な要素があれば、見た目がいくら可愛くても、この時点で諦めた方がよいかもしれません。気になる点は定員に納得いくまで質問して下さい。良いペットショップなら、しっかりと答えてくれるはずです。

【治療中のペットは要注意】

飼いたいペットが決まったら、その子の健康状態を定員に詳しく聞きましょう。下痢の治療中であれば、要注意です。(そもそも治療中であれば、展示するべきではありません。)仔犬、仔猫の下痢はほとんどが「寄生虫」によるものです。下痢が治まるまで、ペットショップで治療してもらうべきです。元気、食欲があるからといって、決して自宅に連れ帰ってはいけません。重症化して、入院になる可能性が高いです。新しい家族を迎え入れてすぐの入院はとても悲しいものです。

【購入後に始まった下痢】

購入時には無症状だったとしても、数日後に体調が悪くなる場合もあります。例えば、ペットショップで感染した「ウイルス」や「寄生虫」による下痢です。トラブルになりやすいのが治療費です。一般的には、購入時にペット保険に加入し、購入後一ケ月程度は全額補償となっています。しかし、一日あたりの支払限度額や限度日数を超えた場合は、例えペットショップで既に感染していたとしても、飼い主さんが治療費を負担しなければなりません。

【まとめ】

・健康な仔犬、仔猫を迎え入れましょう。

・購入時に保険の契約内容を確認・理解し、購入後に必要になるかもしれない治療費を頭に入れておきましょう。

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